創業者である父の心の中にある理念を、
代目の私は言葉として見える化しました。
こ葉をの言支える根っこの部分が
私たちがやってきた活動だと言えます。
創業者の父は当社の敷地内に
『大工村』という職人さんの加工場を作りました。
それは身近で職人さんの作業を見たい
という父の想いもありました。
その考えを引き継ぎ、
私はインターネット上で
地域の大工さんや工務店さんを紹介する『大工村.com』
というサイトを立ち上げ、
社以上の大工さんや工務店さんがそこに集まっています。
『大工村.com』で集まった仲間は、
NPO法人へと姿を変え、
現在は地域防災や水害対策活動を行っています。
私たちの商売は木材や建材を売ったり、
不動産を取り扱ったりというものですが、
そうしたことをきっかけに、
地域住民の安心・安全な生活の礎を築いているのです。

NPO法人大工村は、子供向けの職業体験イベント「こども工務店」や防災イベント「イザカエルキャラバン」など実施や防災をコンセプトにした「未来新聞」の発行をするなど、地域と大工さんや工務店さんがどう接点を持ち、地域に貢献できるかを考えながら活動をしています。
大工さんや工務店さんは家作りをしているのと同時に、強い街づくりををしています。良い大工さんや工務店さんが建てた家は災害の際にも倒壊しにくく、結果強い街につながります。
どんな世界にも大手・中堅・小規模企業・個人事業 その他…いろいろなポジションで、それぞれの強みと弱みを活かして商売をしています。
私たちは大手と同じ戦い方はできませんが、そこで育ってきた大工さんや工務店さんだからこそ、地域の事をより深く知っています。それは、もしもの災害が起きた時に、大きな力になるはずです。もちろん地域と共に住むことで同じ被災者にもなります。それは災害が起きた後の話しで、私達NPO法人大工村の活動は、被災する前から怪我をしない、住み続けられる家づくりをする事からはじまります。
災害に負けない家づくりをしながら、私たちの活動をきっかけに個々の家族が、耐震性の高い家やオフィスに関心を持ち、事前防災(水や食料の備蓄など)への取り組みに繋がる事を目指しています。なるべくケガする人が少なく、無傷で助ける側に回る人が多ければ復旧や復興への取り組みも早くできます。
NPO法人大工村は地元で一緒に生活を共にしているからこそできる事をコツコツ進めていきます。大きな災害が起きた時、意外と被害が少なかったね…そう言ってもらえる事が私たちの本当の狙いです。被害が起きて助けているイメージの方がヒーロー感あるかもしれませんが、私達はそれを目指しているわけではありません。
材木屋として物を売る事が最終目的ではなく、私たちの手を通じて使われた材料たちが強さの根拠がある構造体として使われることを目指して活動しています。強さの根拠で分かりやすいのは『数値』(許容応力度計算や耐震等級3)ですが、何も私はすべてが数値至上主義というわけではなく、世の中の原理原則の中で設計者が強さの根拠がしっかり示される家づくりもまた正解なのではないかと思います。
私が伝えたいのは、『何となく』という家づくりは応援できないって事です。これを一緒に伝えていく手段として、NPO法人大工村があるという一面もあります。
強さの根拠が示された家づくりは、長く、そして安心して住むことができ、誰もが価値を認め、子や孫へ引き継ぐことが出来る資産価値を持っています。誰もが価値を認めやすくするために維持管理や点検、記録を整理し続ける事がとても大切です。それをしているのが住宅管理ストック推進協会(住管協)です。
当社の代表である川合伯員は、理事として住管協の考え方を地域に啓蒙するための活動をしています。全国組織である住管協は、全国の仲間と100年先を見据えた家づくりを、「家守り」「街とのかかわり方」を考えて活動しています。当社は家づくりを直接行っているわけではないですが、住管協の理事はそれぞれ全国でも有数な家づくりをしている会社の代表者の方です。そのため、住管協の理事として活動に参加することで、その方たちの考え方や家づくりを学び、地域にフィードバックしています。
少子高齢化が急速に進む中、地域と子供達など、人々の繋がりが希薄になってしまうと、田舎に住む理由を考えなくなってしまうという危険を感じてはじめたリブートスクール(リブスク)。なるべく小さな時から地元コミュニティに触れて生活するきっかけを作るイベントでした。
2020年を第1回として2025年までの6年間で私たちが目指したことは、「人と人との接点を作ること」「少数精鋭であれば大きなことが出来るということの証明」「何かはじめるきっかけとなること」の3つです。2025年のリブスクでは、メインスタッフ2人で3,000人近くの人に参加していただけるイベントになりました。ここには大きな挑戦があり、気づいた瞬間やれること、出来る事が広がり『一歩前に踏み出す』ことで、大きく広がる物語が始まります。「こんなことできたら面白いよね」という一歩前に踏み出す思考を多くの方と共有できて終ったリブスクは、次のステージに行くための準備の段階です。
次の物語を地域の方と一緒にスタートするか否か?それは令和7年8月までに決めようと思っています。次の世界は地域の大人たちで地域の子ども達の挑戦をちょうどいい距離感で見つめ、背中を押してあげるのではなく見守ってあげる。子供たちが「できるかも」っていう安心感を地域の大人たちが優しく包み込むような感じ。大人は子供に「人に優しく」「挑戦しろ」とか言うくせに自分はどうなのか?「自身を棚に上げてどの口が言っているのか?」と、子供たちに言われることが無い大人を目指して次のステージに進んでいきたいと思っています。